睡眠障害に打ち勝とう!

睡眠障害とは

 睡眠障害は不眠症だけでなく、睡眠に関してのあらゆる障害をいいます。睡眠障害で悩まされている方は年々増加しています。

 

睡眠障害のさまざまな症状

 睡眠障害の中でも最も多いのが「不眠症」です。不眠症にも4つのタイプあります。中途覚醒・早朝覚醒・入眠障害・熟眠障害です。また不眠症とまったく逆の「過眠症」という障害もあります。昼間なのに眠気が襲ってくる障害です。その他、睡眠時無呼吸症候群ナルコレプシーなど睡眠障害の症状にはにはさまざまなものがあります。

 

睡眠障害は生活に悪影響を及ぼす

 睡眠は心身の健康を保つ上で必要不可欠なものです。睡眠を十分にとらずに生活していると、後でその悪影響があらゆる部分に出てくることになります。睡眠は体の休息のために必要です。その中でも最も大切なことは脳を休ませることです。脳の活動を休止させて、新たな活動に向けてリフレッシュさせる意味があります。また睡眠中には成長ホルモンが多量に分泌されます。睡眠をとらないと肌などに影響が出てくるのはそのためです。美容にも大きく関係しているのが睡眠です。
 睡眠障害・睡眠不足のまま生活していると、大変危険です。思考力・集中力・記憶力などが低下しますし、気分や情緒面も不安定になります。あらゆる部分で能力が低下することが証明されています。疲れた脳は休息を求めようとしますので、つい居眠りを起こしたりして、思わぬ事故を招くことになります。実際に睡眠不足が労働災害や交通事故を招くことが多く、社会問題化しています。睡眠不足が長期に渡ると交感神経系の優位が続くので、高血圧、糖尿病、心臓病、脳卒中などのリスクになりますし、うつ病などの精神疾患の原因にもなります。

 

睡眠障害の原因

 睡眠障害が起こる原因は、現代の生活環境・社会環境が影響しています。また個人それぞれの生活習慣なども影響しています。仕事上のストレスや人間関係も大きな原因になります。悩み事や心配事がある場合も睡眠が取れなくなります。体に何らかの障害がある場合や精神面に疾患がある場合も影響します。このように睡眠障害を引き起こす原因はいろいろあり、それを改善していくのは容易ではありません。まずはそれぞれの生活習慣というものを、正常なものに戻していくことが必要です。夜遅くまで起きてテレビゲームなどをしたり、パソコンの画面を見たりする行為は、睡眠障害を起こす原因になります。青白いLEDの光を目にすることも寝付けなくなる原因になります。携帯やスマートフォンを遅くまでいじっているとよくありません。

 

睡眠障害は治療できる

 睡眠障害は現代病になっているようで、年々増加傾向にあります。病院の睡眠外来に来られる患者さんも増えています。どうしても寝るに寝つけなくてお困りの方は、こうした障害を発症している可能性があります。お近くの睡眠外来で医師の診察をうけることをお勧めします。普段車を運転になられる方などは、運転中に居眠りをしたりするケースがあり危険をともないますので治療が必要です。医師のアドバイスを参考にして治療することが求められます。睡眠を正常にとれるようになれば、心と体の両面ですっきりリフレッシュされて日々の生活が楽しくなります。
 睡眠障害は多くの人に起こっている疾患ですが、その対応や治療法は原因によって大きく異なります。専門の医師によるしっかりとした診断が必要です。勤務中において、集中力や注意力が低下したり、眠気や居眠りがたびたび現れたり、遅刻や欠勤を繰り返すようなら、睡眠障害を疑いましょう。

 

眠れないあなたへ

 不眠や過眠、中途覚醒などの睡眠障害には、きちんとした対策があります。眠れない、眠くてたまらない、激しいいびきとはもうサヨナラです。このサイトがあなたの睡眠の手助けになれば幸いです。

睡眠障害対処12の指針

 厚生労働省は「睡眠障害対処12の指針」を発表しています。

  1. 睡眠時間は人それぞれ、日中の眠気で困らなければ十分=>最適な睡眠時間
  2. 刺激物を避け、眠る前には自分なりのリラックス法=>睡眠前のリラックス法
  3. 眠たくなってから床に就く、就床時刻にこだわりすぎない=>就寝時間
  4. 同じ時刻に毎日起床=>起床時間
  5. 光の利用でよい睡眠=>体内時計
  6. 規則正しい3度の食事、規則的な運動週間=>食事と運動習慣
  7. 昼寝をするなら、15時前の20〜30分=>昼寝
  8. 眠りが浅いときは、むしろ積極的に遅寝・早起きに
  9. 睡眠中の激しいイビキ・呼吸停止や足のぴくつき・むずむず感は要注意
  10. 十分眠っても日中の眠気が強いときは専門医に=>日中の眠気の対策
  11. 睡眠薬代わりの寝酒は不眠のもと=>寝酒
  12. 睡眠薬は医師の指示で正しく使えば安全=>睡眠薬の使用

 睡眠障害対策12の指針のページでは、指針ごとに具体的な対策や体験談を紹介しています。
 ぜひ生活習慣に取り入れて、睡眠障害を解消してください。

睡眠時間を記録しましょう

 睡眠時間を把握すれば、生活リズムを意識することができます。
 就寝時刻と起床時刻を毎日記録してみましょう。
 こちらのWebサービス「睡眠日記」をおすすめします。

睡眠障害対策サイト

睡眠日記