【体験談】不眠症の治療

【体験談】不眠症の治療

2014/06/20更新

 不眠症を治療している方の体験談を紹介します。仕事の人間関係がきっかけで不眠症になった方です。原因の解消と薬による治療で改善した体験を記されています。不眠症の症状が出ているのに治療をためらっている方、参考になるかと思いますので、ぜひ読んでいただきたいと思います。

 

人間関係がきっかけで不眠の症状が現れた

 仕事上の人間関係でうまくいかなくなり、不眠症になりました。
 最初はたまたま眠れないだけかなと深く考えずにいましたが、二時間起きに目が覚めてなかなか寝付けないという日が何日も続きました。
 さすがに自分でもおかしいなと感じていましたが、そのうち眠れるようになるだろうと、病院に行こうとは思いませんでした。まだ二十代半ばと若かったので、少し眠れないくらいで病院に行くなんてと抵抗があったせいもあります。けれど、浅い睡眠の日が繰り返されると、眠った気がしなくて疲れが溜まっていきました。

 

症状が悪化し仕事に支障をきたしてきたので受診を決意した

 不眠の症状はどんどん悪化していき、毎日あっという間に朝になってしまう感じがするほど全然眠れなくなりました。そして、仕事中に猛烈に眠くなって船を漕ぐようになってしまいました。仕事中に居眠りなんて許されることではないし、そこでようやくまずいと思い、病院に行こうと考えました。
 当時、女性専門のクリニックに通っていた私は、そこで心療内科もやっていることを知っていたので、迷わず行ってみることにしました。
 診察を受ける前に心理テストのようなものを受け、自分の心の状態を確認してもらい、医師と話をしました。不眠症の原因となったのは、仕事上の人間関係がきっかけだとはっきりしていたので、そのときにはすでに退職する意志を固めて、退職する日まで決まっていたのですが、それでも眠ることができなかったのでした。

 

治療を開始、自分に合う薬を探す

 医師の指導のもと治療を受けることになり、睡眠導入剤、精神安定剤が処方されました。飲めばすんなり眠れるものと思っていましたが、人によって合う合わないがあるためか、薬を変えながら通院を続けましたが、やはり眠れない日々が続きました。
 でも、病院に行っているという安心感のせいか、薬を飲んでも眠れないんだから仕方ないかと思えて気持ちは少し楽になりました。仕事中に猛烈に眠くなることはありましたが、どうせもう辞めるんだからと開き直ると、不思議と仕事を乗り切ることができたのです。
 薬もようやく自分に合うものが見つかり、服薬のタイミングや量を医師と相談しながら、治療を続けていきました。

 

仕事を辞め休息、治療が功を奏し、だんだん眠れるようになった

 結局、仕事を続けている間に全快とまではいきませんでした。仕事を辞め、のんびり家にいるようになって数ヶ月の間は、本調子ではなく、どこかぼんやりとした日々を過ごしていたように思います。常に眠くて頭が働かない感じでした。仕事をしなくなったことで、どこか心に穴があいたような感じでした。
 それから徐々に気持ちが落ち着いてくると、だんだんと長く眠れるようになってきました。薬は医師と相談しながら減らせるようになってきました。原因が解消され気持ちが安定したことで、症状が改善したのだと医師に教えられました。また、薬による治療も、改善をサポートする上でとても大事なものだということを痛感しました。根本原因の解消と薬、双方による取り組みが不眠症の治療には大切なんだと思いました。

【体験談】不眠症の治療関連ページ

ベルソムラを使ってみた感想
ベルソムラは2014年に発売された睡眠薬です。まだ歴史が浅いため、その効果や副作用の情報が少ないのではないでしょうか?実際に服用してみての感想をお伝えします。