特発性過眠症
2013/11/04更新
特発性過眠症は日中に眠気をもよおす病気です。
かなり長い時間(数時間〜10数時間)に及ぶ眠気がある時期に突如として現れます。中途覚醒などの不眠も同時に現れることがあります。
1日の中で眠気が続く時間が長いのですが、眠気の強さはナルコレプシーほどではありません。入眠直後にレム睡眠に入ることもなく、情動脱力発作が起こらないのもナルコレプシーとの違いです。
治療では、躁うつ病の予防などで使う炭酸リチウムが使われます。
特発性過眠症は10代から20代前半にかけて発症する人が多いです。30歳を過ぎると自然治癒することも多いので、20代までは薬の服用がすすめられています。