ベルソムラを使ってみた感想
2017/10/29更新
ベルソムラは2014年に発売された睡眠薬です。まだ歴史が浅いため、その効果や副作用の情報が少ないのではないでしょうか?実際に服用してみての感想をお伝えします。
ベルソムラとは
ベルソムラの説明書きには次のように書かれていました。
不眠とは、睡眠が覚醒を上回った状態と考えられます。
ベルソムラは覚醒を維持するオレキシンの働きを弱めることにより、覚醒のスイッチをオフにして自然な眠りに誘導する作用があります。
入眠障害および中途覚醒の改善に効果があるとされています。
私の症状と以前使っていた薬
私は寝つきが悪く、また眠っても2時間くらいで起きてしまうという症状が続いていました。
そこで以前はマイスリーやセロクエル(クエチアピン)という睡眠薬を使っていました。
たしかに両方の薬とも効いてる感じはありましたが、たまに効かないこともありました。
また、寝起きが苦痛という副作用もあって、私は良い睡眠薬はないかと悩んでいました。
そんな折、かかりつけの医師から、ベルソムラを紹介されたのです。
ベルソムラを使ってみた感想
医師の先生から勧められて、ベルソムラを服用しました。
とてもよく効きました。
飲んでから、10分位でまぶたが重たくなる感じがして、それからまさに”スイッチが切れる”ように眠りに落ちました。
中途覚醒することもなく、8時間くらい眠ることができました。
説明書きにあったように、自然な眠りにつけたのです。
以前使っていた薬とは違って、覚醒のしくみそのものを抑えるという作用であるため、私にとてもよく合っていたのだと思います。
後で先生に聞いた話ですが、ベルソムラは脳のしくみそのものに作用するため、ストレス等による後天的な不眠をかかえている人よりも、もともと不眠体質の先天的な不眠をかかえている人によく効くとのことでした。
たしかに私は子供の頃から眠れないことが多かったので、その説明には合点がいきました。
副作用について
以前使っていた薬では寝起きの不快感に悩まされました。熟眠感が乏しく気分が重くて、またマブタを閉じてしまうことも多かったです。
ベルソムラの場合、寝起きの不快感はなくなりました。
その代わり、悪夢を見るという副作用がよく起こります。
やけにリアルで気分の良くない夢をよく見ます。
悪夢を見るのは普段のストレスが関係しているのかも知れませんが、それでもベルソムラを飲んだときの悪夢率は高いと思いました。
使い続けてみた結果
1年ほどベルソムラを使い続けています。
ベルソムラを使う前は何回も薬を変えていましたが、今ではそんなことはなく、ベルソムラだけで睡眠対策はバッチリという感じです。
悪夢を見ることはよくありますが、しょせん夢なので、そこまで大きな問題はありません。
困ることと言えば効きが良すぎるという点だけでしょうか。
とにかく飲んだら10分くらいで効き目が現れます。ですので、車の運転や危険な作業、入浴などの前には絶対に飲まないほうがいいです。
私はベルソムラがとても良く聞いて、生活の質も安定しました。
同じような睡眠の悩みを抱えているかたは、お医者さんに相談して、ベルソムラの検討もしてみてはいかがでしょうか。
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